「やめろよ！」

「手を縛られながら抵抗しても無駄だぜ！」

巌瀬は威嚇しながら強気で抵抗していたが、抵抗されて闘争本能が呼び起こされた九頭龍は獲物を追う大型のネコ科の動物のように強引に足に掴みかかっていった。

「やめろって言ってんだろ！！」

体の一回り大きい九頭龍の力は圧倒的に強く、巌瀬は足を開かされた。

「・・やめろ・・よォ・・」
彼は・・小さく鳴く様な声を出した。

体を開かれ押さえ込まれて下半身が露になると、そこには形が解るほど勃起した陽物からでた先走りで下着にシミが出来ていた。

「俺、エロいことなんか考えてねーよ。体が勝手に・・・」
巌瀬は恥かしさで顔を赤らめながら弁解したが、たとえそれが事実であっても恥かしさは変わらなかった・・

巌瀬は無防備にベットに押さえ込まれている。細い腰のしなやかな腹筋と、その下のはちきれそうなペニス。
九頭龍は得意げな顔で巌瀬を舐めるように眺め、用意周到に彼の腰の下に枕を入れたかと思うと、そのシミを指で弄り始めた。
クリクリとそこを触ると耐えきれずにもがきながら唇から甘い声を漏らした。

「・・あぁッ・・・」

巌瀬は腕の自由を奪われながら仰向けに寝かされ、尻が浮くほど大きく足を開かされて抑えこまれながら、イチモツを刺激されている。抵抗虚しく玩具のように弄られ・・・次第に硬く充血したペニスが腰紐の上の部分から覗き出た。
それはカリ首が反り返るほど赤く腫れあがった、瑞々しい熟れた果実のようなペニスで、九頭龍はたまらなくなり吸い付いた。

「はぁッ・・あッ・・」

手を下着の中に忍ばせ根っこの部分を扱きながら亀頭には生暖かく柔らかい舌が這っている。
「ああッ・・ン・・うくッ」
巌瀬は悶えながら体中から甘美な感覚が湧き上がるのを抑えようとしていたが、ビクリと腰が跳ね、先走りが出続け止まらなかった。
彼は枕の上で体を反らせ、胸筋の上の桜色の乳首が上を向いて隆起していた。汗ばんだ乳首が艶かしい。そんな巌瀬の肉体を撫でると敏感になっているせいか、わななくように震えた。

--スゲぇ感度だ・・--

九頭龍は竿をしゃぶりながら、巌瀬に目を向けた。すると前髪から潤ませた瞳でこちらを覗いている彼の視線とぶつかった。彼は眉毛を寄せて息を弾ませながら動揺している。
後ろ手に縛られ、自分の上に体格の上回る男がのっていることで男としての本能とプライドとが壊され恥辱感を味わっているようだが、しかしペニスは今にも弾けそうになっている。

九頭龍はわざと舌を出してゆっくりと卑猥に舐めながらその姿を巌瀬に見せ付けてやった。
「ァゥッ・・」
巌瀬の瞳孔が開き体を硬直させた。舌先のペニスがビクリと震るえ先走りが溢れ出た。

手にオイルを取ると下着の紐をよけてアナルを触った。ペニスがピクリと動くたびにそこはヒクヒクとまるで指を誘っているかのように動く。
アナルの周りを指で撫でながら、射精しないようにゆっくりと指を入れると巌瀬は、腰を引いた。
「あぅッ！あ・・・っツッ！」
違和感で腰を逃がしている。九頭龍は唇を締め付け、激しくモノを吸い上げながら指を奥まで挿入れていく。
「あッ！！ッッ！アアーッ！」
唇と同じ色の淡い色のヒクつく秘孔に指が飲まれていく。オイルのせいで難なく奥まで入っていく。
「あうッ！！やめろよッ！！」
体が欲情しているせいで、腹に付きそうな程充血し硬くなったモノは萎えることはなかった。
あと少しでも亀頭に触ると射精しそうだったので、モノを触るのは控えた方が良さそうだった。
アナルに入れられた指は前立腺のあの部分を捉え、そこを押すと、ペニスが反応し括約筋が指を締め付けてくる。彼は顔を火照らせ甘い声を漏らしだした。
 
 
 
 

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