「ああッ・・ァッ・・」

巌瀬は褐色の均整のとれた筋肉質の肢体をあられもない姿で投げ出している。足を開いて朦朧としながら切なそうな声を上げ、体中を火照らせ汗をかきながら、腹筋が荒い息に合わせて上下している。その下の下着から半分出たモノが赤く染まり先から涎のように透明な液が滲み出している。

九頭龍は欲望を抑えられなくなり、己自身にオイルを塗りたくりはじめた。硬く充血したそれは先走りで濡れそぼり、はちきれそうになっている。そして握ると鼓動を感じるくらい荒々しくそそり立っている。

それをヒクヒクとしている巌瀬のアナルに挿入した。
「うッ・・くッ！！・・ああーぅッ！！！」

巌瀬は体を強張らせた。巌瀬の下着からはみ出したペ二スはますます腹に付きそうになり、ビクビクと震えている。
九頭龍の固いモノが奥まで入り、張ったカリが前立腺を刺激すると巌瀬は腰を跳ねさせ、それにあわせてペニスもビクンと動き、括約筋が締め付けてくる。凄い締めつけでまるで食いついてくるようだ。
巌瀬は乳首を立たせ潤んだ瞳で恍惚としている。サラサラの髪を乱れさせながら、涎で濡れた唇をうっすらと開けてハスキーな喘ぎ声を漏らし。

「あッ・・あ・・ッ・・」

巌瀬は仰向けで背を丸くさせられるほど足を持ち上げられ広げさせられ、そしてアナルに太いモノを挿入されながら、感じている。
九頭龍は奥まで入るようにと巌瀬の背を丸くさせ足を大きくM字に押し開かせていた。そして奥まで挿入すると敏感になった体は甘い快感が襲った。

「ああッ・・・ウンッ・・」

巌瀬の腰を押さえつけ刺青の九頭龍がおおいかぶさり、獣のように、激しくアナルにモノを突き入れ始めた。ぬらぬらとオイルで光る硬い生々しいペニスが出入りし、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が部屋に響いていた。
そして刺青の獣のモノが奥まで突き入れられ、アナル感覚のツボを、硬いカリと亀頭が攻めるたびに巌瀬のペニスからは透明な液が滴り出し、ビクンビクンと震え弾けそうになる。

「あーーッ！・あッ・・ッ・・」

乱暴だったが潤滑油のおかげで痛くはなく、巌瀬は九頭龍の動きにあわせて反応し腰を動かして、締め付けてくる。
巌瀬の秘孔は九頭龍のイチモツに吸いつき、絞り込むように擦りあげ、最高に心地よくさせてくれた。

九頭龍は朦朧とする巌瀬の唇に唇を押し付け舌を絡ませながら腰を動かしモノを打ち込んだ。ベットが軋み、音を立てている。

「んぐッ・ぅッ・・」

巌瀬の喘ぎと呼吸を間近に感じ、ねっとりと舌を絡ませあう。唾液にまみれた唇。尻やペニスもオイルと体液にまみれ、秘孔も舌もクチュクチュと音を立てていた。
巌瀬のイチモツが二人の腹に挟まれビクンと動く。

--雄の俺に尻を犯されて感じながら勃起している・・巌瀬。--
--足を広げて腰を動かして俺をもとめてる・・・。雄のくせに・・。--

そう思うと九頭龍を甘い感覚が襲った。

キスと前立腺への猛烈な刺激で体中を快感が走り、下腹が熱くなった巌瀬はイッた。

「はああぁーーッ！・・・あうッ」

腹筋の上の陽物がドクンと弾け射精を始めた。巌瀬のビクビクと揺れるモノから放出された精液は胸元まで飛び散り、そして褐色の胸筋に降り注いだ。
その衝撃で秘部が激しくペニスを締め付け、切なそうに射精する巌瀬を見て感極まり九頭龍も巌瀬の中に放出した。巌瀬は九頭龍が射精する振動と流れ出る熱い液を下腹の奥に感じた。

彼等の腹と胸は巌瀬の出した精液にまみれていたが、九頭龍は、巌瀬の肩を抱きしめ体を重ね合わせた。二人は荒い息で肩を上下させながら、乳首と胸筋が擦れ合いお互いに鼓動を感じあった。

九頭龍はそっと竿を抜くと巌瀬の腕を解いてやり、彼の胸の精液を舐め取ってやった。
汗にまみれた巌瀬の腹筋に舌を這わせる・・すべらかな褐色の肌が唇に心地よい。柔らかい乳首に舌を絡めると巌瀬はピクンと震えた。
あまり続けると取りとめもなくSEXを繰り返しそうだったので彼は自制してやめた。

巌瀬も九頭龍の逞しい締まった腹筋に滴った己の体液を舐めとった・・。
---自分の物を舐めるのには抵抗があったが、彼は九頭龍の真似をしたかった。---
体臭の少ない九頭龍の体からはかすかに香水の香りがした。

そして二人は射精後の脱力感で疲れ果てベットに横になった。
野良の子猫が擦り寄ってくるように巌瀬は無言で添い寝し、刺青の上を撫でながら二人は同じ時間を共有した。

そしてそのまま毛布を被ると何時の間にか二人は眠りについていた。

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翌日
二人は着物を着て初詣に向かった。
巌瀬は今度はしっかりと着物を着付けてもらえたのだが、夕暮れになってしまっていた。

　　--END--

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**おまけ**

神社は縁日のようになっていて人が沢山集まっていた。中にはＧ高校の空手部の連中も居たが、九頭龍は見付からないように無視してしまいました・・。とさ・・
（↑ひやかされる上に邪魔されてしまうので・・）
 
 

2004/01/17
 

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