妄想Pulse
ALEX 『Heat』 **後編** 「君は自慰をしたことがないのかい?」 アレックスは男である自分が勃起することは知っていたが 己でそういうものの処理をしたことが無かったのだ。 「そういう時は・・こうするんだよ」 先輩は彼の後ろに回ると、優しく肩を抱き 右手で、硬く桜色に充血した弾力のある ペニスをそっと握りしめた。 そして器用に手を上下させ絞るように扱いてやると、 アレックスは金髪の髪をハラリと詩恩の顔に近づけ、 切なそうに悶え始めた。 「あっ・・うンっ・・」 アレックスは奇麗な淡い色の髪を振り乱し、 美しく引き締った筋肉の仔鹿のような肉体をしならせている。 そして黒い美しい髪をした憧れの先輩の香りを感じながら、 感極まって、鈴口から透明な汁を滲ませている。 「あっ・・あっ・・」 荒い息使いで呼吸する彼の唇からは 儚い響きの変声期独特の喘ぎが微かにもれ、室内に響いた。 そんなアレックスの健気な姿を確認すると詩恩は 優しく微笑みながら、彼を高みに上りつめさせる為に 右手でペニスの根元を激しく揉みあげ、 もう一方の手で亀頭を小刻みに刺激してやった。 「うっっ・・ンっ!!やアッ・・!!」 彼は目を閉じ乳首を尖らせ震えながら 腰を逃がしていたが 詩恩は腕を休めずに攻めたてた。 丁寧な、慣れた手つきでカリを刺激しながら 勢いよくペニスを摩ってやるとアレックスは射精した。 「アッ・・アァッ・・アアーッ!」 目を閉じながらアレックスは震えている。 彼が後ろを向くと先輩がはにかむように微笑んでいた。 詩恩もアレックスが射精する姿を見て下半身が疼いている様子だった。 アレックスはそんな先輩を眺め、心が締め付けられるような感覚に襲われた。 彼は先輩の服を脱がせ始めていた。 トレーニング用のスウェットとアンダーシャツをめくると 立派に鍛えられた無駄の無い少年の筋肉質の肉体が 部室の曇り硝子から射す陽光に照らされながら現れた。 そして先輩のスウェットパンツと下着を下ろすと・・ 大人でもなく子供でもない中学生の未発達の、表に晒されたことの無い 繊細なペニスが露になった。 そのペニスは勃起し先走りに濡れている。 アレックスは自分の陰茎すらも弄ることが恥かしく思われていたのだが 百瀬先輩のそれを見た時には何の躊躇いも感じられなかった。 むしろ美しく思える。 彼は先輩のペニスに触れた。 詩恩はアレックスのその行為を抵抗せずに眼を細めながら眺めていた。 好奇心に眼を輝かせた少年を温かく見守っていた。 アレックスは本能的にペニスを口に銜え歯があたらないように丁寧に 舐め始めた。 彼は部のベンチに座る詩恩のペニスを四つんばいになりながら口に頬張っている。 小さな唇がペニスを締め付け吸い上げながら上下し、 柔らかい舌がカリ首を舐めている。 アレックスは腰を突き出しながら動かしていた・・彼はまた勃起し始めているのだ。 詩恩はそんな彼の姿に下半身を熱くさせながら、 前かがみになり手を伸ばして、アレックスの突き出された尻を撫でた。 褐色のすべらかな吸い付くような尻の肌の感触が手に伝わってくる。 割れ目を指でなぞり、ふぐりを触ると小さく揺れる。 「あっ・・」 そのまま柔らかい皺の集まったアナルを指でなでた。 「あうッ・・」 唾を手に吐くと唾で指を濡らし アレックスの唇と同じ淡いコーラル色をした肛門を刺激した。 「やだよ!先輩!」 ゆっくりと詩恩は指を入れていく。 「あっ・・うくっ・・」 第一関節まで入れるとアレックスの動きは止まり、 彼は眼をきつく瞑って震えながら硬直していた。 唇の動きも止めている。 ゆっくりと指を動かしながら奥まで押し入れ、 前立腺に到達すると少年から甲高い喘ぎが漏れた。 「アアっ」 そのままそのスポットを撫で続けると、彼は震えながら腰を突き上げた。 「あっ・・やっ・・ハァっ・・」 少年の目は朦朧としながら潤んでいる。 「アレックス・・自分のモノをさっきやったように自分で摩って・・」 彼は言われるままに自分のモノを扱いた。 そして詩恩のイチモツを舌で舐めながら 体中に電流が走ったように快感に身を委ね腰を動かしている。 詩恩の指二本は彼の腰の動きに呼応しアナルの奥まで 挿入され指の付け根まで押し入れられた。 そして前立腺を突き上げる。 「ああんっ!ああっ!」 もう舐める元気もなくなり自分の物を絞りながら詩恩の指に身を任せていた。 詩恩は地べたに座ると体性を整えアレックスを膝に乗せた。 そしてお互いの欲情して堅くなった乳首が胸にあたるほど抱き寄せ、 前立腺を指で刺激した。敏感になったアレックスは 体中を火照らせ足を広げて腰を動かしている。 「ァァッ・・ハァッ・・」 涎で濡れたまるでグロスを塗ったような艶かしい唇から喘ぎ声を漏らし ピクピクと体を震わせながらアレックスは己を扱いて射精した。 詩恩も自分の左手で己を摩りアレックスを見ながら射精した。 力尽きたようにアレックスは全体重を詩恩にもたれかけ、肩に顔を埋めた。 金髪の髪が詩恩の頬にあたり、 詩恩も頬擦りするように彼の頬に顔を寄せた。 二人の腹筋には射精した精液が漏れ出している。 清純なフリをしてアレックスは言った。 「先輩から白い何かが漏れてるよ」 詩恩は穏やかに笑って返した。 「全部、君が漏らしたんだろ」 「違うよ!」 アレックスはむきになり頬を赤く染めながら叫んでいた。 部室の剥き出しのコンクリートの冷たい床に二人は笑いながら寝ころんだ。 END 2003/7/25 <<< ショタにしては... 腹筋が立派なような..気配..。 自分はそういうのが好きだったり... 健全CGの所にありますバンデージ(ALEX)のコと詩恩の 少年時代の話です。 *百瀬先輩というのは少年時代の百瀬詩恩です。 出来たら詩恩とALEXの再会の話も書きたいと思っているのですが・・ いずれまた♪ |